腎臓病と高血圧の関係

腎臓病と高血圧の関係は大きく、腎機能が低下すると、高血圧の合併頻度が高くなります。まずは腎臓の働きから説明します。

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腎臓の働きは主に2つに分けられます。 血液をろ過して、老廃物の排泄、そして、水分やナトリウムなどの電解質バランスの調節を行ってからだの内部環境を一定に保つことです。このような働きは腎臓の最小機能単にであるネフロンで行われます。ネフロンは1つの腎臓の中に100万個ぐらいあると考えられています。血液のろ過が行われる場所は糸球体であり、腎動脈から毛細血管に枝分かれしたところにある塊です。1日で150Lもの血液がろ過されます。

そして、もう一つの働きが血圧を調整するための物質を作ります。血管を収縮させる機能をもったアンデオテンシンⅡやナトリウム再吸収亢進作用をもつアルドステロンを増加させる働きがあります。

ほかにも、腎臓では降圧作用を持つ物質も産出されます。

腎臓病などで腎臓の働きが悪いと、ナトリウム量や循環血液量が多くなります。そうなると、結果的に心拍出量が増加します。この状態がつづくと、抹消血管の血液流を一定に保とうとする自動調節気機能が働いて、血管が収縮します。このために抹消血管抵抗が増加して高血圧が維持されます。そして、腎実質障害の進行とともに、降圧作用がある物質も次第に減少していき、高血圧の発症の一因になることがあります。

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